靴ひもの結び方:
ここでは靴ひもの結び方を6つ紹介する。機能的なものもあれば、スタイル重視のものもある。ただし、いずれも個性とクリエイタースピリットを発揮するのにはうってつけだ。どこに向かおうと、シューズがあなたらしさを伝えてくれる。靴ひもの結び方は、次の手順を参考にしてほしい。
1.ストレート結び
カジュアルさを演出し、シンプルでクールさが引き立つ。「ファッション結び」、「ストリート結び」とも呼ばれる。結び目をゆるめると、ゆとりのある履き心地に持たせることができる。

ステップ1
一番つま先寄りの紐穴の両側に靴ひもを同じ長さで通す。

ステップ2
左側の靴ひもをそのまま裏側から2番目の紐穴に通し、表から反対側に通す。

ステップ3
右側の靴ひもをそのまま裏側から3番目の紐穴に通し、表から反対側に通す。

ステップ4
ステップ2とステップ3を繰り返し、左側と右側の靴ひもを交互に裏側から紐穴に通し、表から反対側の紐穴に通す。このパターンを最後まで続け、通常どおり靴ひもを結んで終了する。
2.はしご結び
まごうことなきデザインが特徴。シューズのトップでは靴ひもを水平に、紐穴の前後では垂直に編み合わせて「はしご」を作る。その独自をきわめたスタイルで、常に人目を引きつける。元々は儀礼兵が着用する軍用靴向けに編み出された。Stan Smithのように紐穴がたくさんあるシューズで使うと、ほどけない時間が長い、非常に効果的だ。

ステップ1
まっすぐ、つま先寄りの紐穴に靴ひもを通す。左右両側で靴ひもが同じ長さになるようにすること。

ステップ2
それぞれの靴ひもをシューズの外側から2番目の紐穴に通す。

ステップ3
それぞれの靴ひもを反対側にわたして、垂直の靴ひもと2番目の紐穴の間を通し(紐穴には通さない)、次の紐穴に上から通す。

ステップ4
同じ手順を繰り返す。靴ひもを反対側にわたして、垂直の靴ひもと紐穴の間を通し、次の空いている紐穴に通して、最後まで続ける。
ステップ5
靴ひもを再びクロスさせて、最後に見ばえを整えてから蝶々結びをする。
3.くもの巣結び
非常に人々の目線を奪うのがくもの巣結びだ。その入り組んだ細かな結び方は、ストリートでも注目を浴びるだろう。靴ひもをくもの巣状に編み込んでいく特徴的なスタイル。シューズのつま先から前後で編み込んでいくので、手順にしっかり従ってほしい。複雑さも、クールさも、両取りでいこう。

ステップ1
つま先から2番目の紐穴にまっすぐ靴ひもを通す。両側が同じ長さになるようにする。

ステップ2
シューズの外側から靴ひもを一番つま先寄りの紐穴に通す。

ステップ3
左右の靴ひもをクロスさせて「X」を作り、それぞれ3番目の紐穴に通す。

ステップ4
ここから、それぞれの靴ひもを垂直にわたして、前方の垂直の靴ひもと直前の紐穴の間を通す(紐穴には通さない)。次に、靴ひもを持ち上げてクロスさせ、次の空いている紐穴に通す。この場合、4番目の紐穴となる。
ステップ5
ステップ4を繰り返して一番上にある紐穴まできたら、好みの方法で結んで仕上げる。
メモ:このスタイルが特に引き立つのは、シューズにたくさん紐穴があり、さらに複雑な編み込みができる場合。シューズのサイドが離れているときも、くもの巣の部分が一層引き立つ。
4.ボータイ結び
ミニマリズムな結び目を望むなら、ボータイ結び一択だ。シューズの内側で靴ひもを垂直に通してから外側でクロスさせることで靴ひもの一部を隠し、「ボータイ」を作る。緩めで快適なうえ、カジュアルでスタイリッシュな感じに。これで完璧だ。
メモ:シューズの紐穴の数によってやり方は違ってくる。ボウタイ結びはあまり長さがいらないので、靴ひもは短い方がよいかもしれない。

ステップ 1 - 紐穴が偶数の場合
一番つま先寄りの紐穴に外側から靴ひもを通す。
紐穴が奇数の場合
一番つま先寄りの紐穴に外側から靴ひもを通す。

ステップ 2 - 紐穴が偶数の場合
2番目の紐穴に靴の内側から靴ひもを通し、クロスさせて3番目の紐穴に通す。「×」の形を作る。
紐穴が奇数の場合
左右の靴ひもをクロスさせて2番目の紐穴に通す。シューズの上で「×」の形を作る。

ステップ3
シューズの内側から紐穴に靴ひもを通して上に出し、シューズの外側で斜めにクロスさせて次の紐穴に入れる。

ステップ4
シューズのトップに達するまでこのパターンを繰り返す。蝶々結びをする。
5.ループバック結び
ループバック結びで心が躍れば、軽快なステップもまたおのずと違ってくる。このスタイリッシュな結び方は、シューズの真ん中で靴ひも同士をからめていく。通常の交差させる結び方とはまったく異なるアプローチだ。ポップな感じに仕上げたいなら、丸太のカラフルな靴ひもを使って対照的な色合いを生み出そう(ブラックシューズに白の靴ひもなど)。

ステップ1
まずは、靴ひもを一番つま先寄りの紐穴にまっすぐ通す。左右の靴ひもの長さを同じにしておく。

ステップ2
次に、それぞれの靴ひもを斜めにわたし、真ん中の部分で一方の靴ひもをもう一方にからませてから、次の空いている紐穴の内側から再びわたす。メモ:真ん中で靴ひものループができるようにし、左右の靴ひもは常に同じ側から通すこと。

ステップ3
ステップ2をすべての紐穴で繰り返して、真ん中の部分で左右の靴ひもを使って、ひきつづきループを作り、次の紐穴に通す。

ステップ4
靴ひもがシューズの上まできたら、好きなやり方で結ぶ。
6.紐隠し
思いも寄らないオリジナルな結び方で、真のクリエイタースピリットを見せつけよう。最大の特徴は 靴ひもが隠れていることだ。シューズの内側から紐穴を通して最短の経路をとり、あたかも靴ひもがないような見ばえに。斬新なスタイルで、非常に緩めな着用感となっており、仲間と遊びに出かけるのにうってつけだ。ただし、激しい動きには向かないので、この結び方をしたシューズでダンスに出かけないように注意しよう。

ステップ1
まず一番つま先寄りの紐穴に靴ひもを通す。左右の靴ひもの長さが同じになるようにする。

ステップ2
左右それぞれの靴ひもを上方の紐穴にわたして通す。紐穴の内側と外側を交互に通して、決して真ん中でクロスしないようにする。

ステップ3
シューズのトップまできたら、蝶々結びをする。メモ:シューズの中に残ってしまうので、靴ひもは短いものがおすすめだ。